残心


「残心」は茶道のお稽古の中で
大切な所作です。

亭主が自慢の茶碗で
お客にお茶をお出しした時、

お客はお茶を頂いた後、
「とても美しいお茶椀ですね。」
丁寧に扱ってお茶碗を拝見します。

そのとき亭主は
「お茶を差し上げてよかった。」
という喜びを感じます。

パッパッパと次の動作に
事務的に移るのではなく

ほんの少しだけ見つめて、
それからゆっくり次の所作へ。

お茶椀を見つめている時は
お茶椀の作者と亭主の心が
そこから伝わってくる感じです。

だから亭主もやはり由緒あるお茶椀や
お道具を扱うことが大切ですね。

所作や会話は一つ一つの動作が、
ぶつ切りなく連動した動きが
心地よい波動となって相手の心に
伝わってきます。

美しい所作には
”区切り”としての「間」があって、
その「間」が、動きに折り目正しさと
メリハリを学ぶのが茶道です。

残心は、
余裕が必要で、
癒しの心であり、
思いやりです。

2018年02月28日